老化の原因の全体像を細胞レベルで説明します。 超巨大工場の生産活動に例えて細胞とDNAを説明します。 例えを使うことで複雑な老化の仕組みがすっきり理解できます。
化学工場 Frauke Feind氏によるPixabayからの画像 |
超巨大工場の例で細胞とDNA遺伝情報を説明
人の身体には60兆個の細胞があると言われています。 その細胞の一つ一つが超巨大工場で、休みなく稼働しています。 作っている物を例で示すと、ペンのインクから自動車まで多岐多様なものを小さな素材から作っています。
その工場の生産計画書と設計図がDNAの遺伝情報です。 工場ですから、素材の搬入、搬出、完成品の発送、廃棄物処理方法もDNAの遺伝情報に記載されています。
私もここ1年程で知ったばかりですが、DNAの遺伝情報に搬入、搬出、完成品の発送、廃棄処理方法もDNAに記載されていることは驚きでした。
DNAの遺伝情報から生産計画書と個別の製品の設計図を読み取りますが、その読み取りに間違いが生まれます。
老化とはその読み取りの間違いが増えることです。 もう一つは生産時に生まれるゴミが生産品の不良率を増やします。 それが老化です。
細胞レベルでの老化
1)DNA遺伝子情報のメチル化
遺伝情報が切れて正しく読み取れない。 スイッチのOFF
2)DNA遺伝子情報のアセチル化
不必要な遺伝情報の読み取りです。スイッチがON
3)細胞内に溜まるゴミ
細胞内にゴミが溜まると細胞活動の効率が悪くなることは直観で分かります。
直観の意味は、ゴミの処理にエネルギーが取られたり、生産活動を邪魔して、
4)それと日々のエネルギ消費の過大です、それにより上の3つ老化が進行します。
細胞が活動すること自体により上の3つが生じます。
活発に活動するとどうしても細胞が老化します。
活発に活躍していた芸能人の方が短命な例でよく理解できます。
柳ジョージさん、いかりや長介さん、志村けんさん
酒、たばこなどもあると思いますが、
一般人では、エネルギ消費の過大の一番の例は食べ過ぎです。
世界的に有名な研究者とその家族が飲んでいるサプリメント
老化の研究で世界的に有名なハーバード大学医学大学院の教授、デイビット・A・シンクレア先生とその家族(父など)が飲んでいるサプリメントに関する情報です。 書籍の「ライフスパン」から抜き出しました。
以下のサプリメントを、毎日1g飲んでいます、1日の摂取量です。
その意図を老化の原理から推測しました。
★NMN 1000㎎
サーチュイン 脱アセチル化、 緩みを締める
★メトホルミン 1g
細胞内のごみの排泄
★レスベラトロール 1g
空腹なしで食事制限と同じ効果
NMNとレスベラトロールの入手性と費用
NMNとレスベラトロールはアマゾンでも購入できます。
世界的な老化の研究者と同じ量の1日1gを飲むと、1月の費用は、
NMNは4万円、レスベラトロール18万円で合計22万円
となり現実的ではありません。
メトホルミンの費用
40年近く使われている糖尿病の薬です。 250㎎の製品もありますが、500㎎が御得です。
厚生労働症の令和2年12月11日適用の薬価は1錠500㎎で 、先発で14.40円、ジェネリックで10.1円です。
健康保険と使って3割負担では、1錠3円になります。 1日1gを飲むとなると2錠が必要になり、1日6円、1月では180円です。
保険を使わない自由診療の場合、薬代だけであれば、ジェネリックの標準薬価では1月に600円程度です。
メトホルミンをサプリメントとして飲むのが現実的と考えます。
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