ペルーで猛威を振るったラムダ変種にワクチンが効くか調べてみました。 結果はラムダ変種にもワクチンは効くようです。 チャートで確認するとワクチン接種が進むにつれて感染者数と死者数が下げレンドになっています。
更に私見ですが社会の不安感が低下すると感染者数と死者数が抑制される気配があります。
コロナウィスルが作る将来の不安
今、日本ではデルタ変種のこれまでにない爆発的な感染拡大が続いています。そのデルタ変種だけで十分に大変なところに、ニュースでラムダ変種の危険度を知ってしまいました。
デルタ変種より高い死亡率を示すラムダ変種が、もし日本で感染拡大したらどうなるか。それが漠然とした不安です。
コロナウィルスの変異
一部の科学者はコロナウィルスの変異が進むにつれて感染力が強くなり、また死亡率が高いコロナウィルスが生まれる可能性を指摘されています。
若い世代は、これまではコロナウィルスに飛沫感染したとしても発病まで進むことが少なかったです。 若く免疫力の高い自身の自然免疫力で守られていました。
しかしデルタ株で若い世代に起きていることは、その自然免疫をブチ破る変異が生まれていると考えてられています。若い人の自然免疫をブチ破るブレークスルーです。当然ワクチン接種者に対するブレークスルーでもあります。そこには集団免疫はありません。
それで若い世代の感染と発病が多くなっています。 その変異ウィルスは赤ちゃん、子供にまで迫っています。 もう実際に感染例が当たり前の様にあります。
ラムダ変種ではそれが更に進む強いウィルスであると考えている人がいます。それでラムダ変種は将来の不安の種であります。
ペルーで猛威を振るったラムダ変種
世界で一番コロナによる死亡率が高いのはペルーです。170人に1人の死亡者です。ちなみに日本は8300人に1人、米国は1800人に1人、英国は1900人に1人です。 ペルーの多さが際立ています。 ペルーの死亡率が高いのが特徴です。すなわちラムダ変数の死亡率が高いということです。日本でもラムダ変種は1件見つかっています。 ペルーらのオリンピック関係者からであるとニュースで知りました。
ペルーの新規感染者数のグラフ
下図のFig.1を見ると感染者数のピークは4月から5月初旬です。 ワクチンの接種が進むにつれて新規感染者が減るトレンドが分かります。 劇的な下げトレンドです。
8月13日時点でのペルーのワクチン接種率(2回済)は全人口の19.5%です。 接種率以上の効果がでています。
低下の理由を考えると社会を覆う不安感の低下と思います。 米国のワクチン寄付200万回分が与えた影響が大きかったのではと思います。 見捨てられてなく、政府と米国が助けてくれた、もし何かあれば助けてくれるという安心です。
中国製のワクチン30万回分が2月から接種が始まり、ファイザー5万回分が3月に届いて、7月には米国の寄付200万回分の2回目(100万回分)が届きました。
Fig.1 ペルー新規感染者数 日ごと |
ペルーの死者数のグラフ
下図のFig.2を見ると死亡者数のピークは5月です。 ワクチンの接種が進むにつれて減っているトレンドが分かります。 ワクチンが効いているようです。
Fig.2 ペルー死者数 日ごと
まとめ
死亡率の高いラムダ変異でもワクチンが感染率と死者数を減らす効果があります。またワクチンの全人口に対する接種率が20%であってもに感染率と死者数が大きく下がることが分かりました。 それが暗示していることは、社会の不安が減ると疾病が減ることが分かります。
私見ですが、今のデルタ株で日本の40代、50代は重症が多いのは、会社と社会でのストレスの高まりであると考えことが自然です。 コロナ失業、コロナ関連業務の増加などの当事者が40代、50代です。 それからのストレスです。
政府、行政として打つ手がない今こそ医療以外での支援が必要です。 コロナ失業、コロナ関連業務の増加を解消する政策が必要です。
皆で集まってお酒を飲むことで気分が良くなって雰囲気も良くなることは間違いがありませんが、今のコロナ下では感染拡大に繋がります。 それ以外の施策を期待します。
懸念点
イタリアでも言われていましたが、コロナ感染の一波で重篤な基礎疾患者はほどんどいなくなりました。 残る人は元気で健康な人だけの集団になっています。
同じことがペルーでも起こっているかも知れません。なんせ170人に1人が亡くなっています。 そうなると重篤な基礎疾患者がいないので、トレンドは下がってきます。 下がるにつれて益々、元気で健康な人だけの集団になります。
これが懸念点です。
以上
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