10回 最新世界のコロナワクチン接種率とデルタ株と死者数
( コロナウイルス関連情報 )

ワクチン接種率の高い国が増えています。それにつれてコロナ規制の緩和や撤廃に踏み切った国があります。 同時にデルタ株の拡大が続いています。 

その状況での世界のコロナウイルスの感染者数と死者数がどの様になっているか調べました。またワクチン接種率との関係も分かるようなデータで調べました。 

現在の英国は最悪時の3分の1の死者数ですが、まだ高いです。 ワクチンの効果が十分とは言えません。

データについて

2021/8/2の時点で週単位(7日間)のデータです。 比較が容易なように100万人当たりの数になっています。

人口が5千万人以上の国を対象としています。 例外は人口が900万人のイスラエルです。イスラエルは世界で一番ワクチン接種率が高いと言われている国です。 

イスラエスでデルタ株の拡大の影響とワクチンの効果を見たいと思って入れてあります。
100万人当たりの死亡者数でソートされています。

ワクチンの接種率はフル接種の全国民の割合と1回接種の割合の合計になっています。


死亡者数の多い 

ミャンマーが100万人当たり48人、続てインドネシア45人。 この2国は増加がプラスです。 ニュースでインドネシアからの邦人の国外脱出の報道があります。その通りの状況を示す危機的な数字です。

続いてアルデンチン45人、南アフリカ40人、ロシア38人、ブラジル32人、イラン26人です。 これらの国はコロナウイルスのパンティミック発生以来悪い状況がずっと続いています。 

ロシアに於いては、ワクチンを自国製造して他国にまで提供援助しているに関わらず高い死亡者数を示しています。また自国のワクチンの接種率は26%で低いままです。 ロシアでは何か危機的状況が起きているようです。





死亡者数の中位(高ワクチン接種率)
死亡者数が中位の国はワクチン接種率の高い国が多いです。 

英国はワクチンの接種率が69%で100万人での7日間での死亡者は8人、米国は7人、スペイン5人、フランス4人、イタリア2人、イスラエス2名です。

ちなみにイスラエルのワクチンの接種率68%です。 日本の100万人当たりの死亡者数は0.5人です。 ワクチンの接種率が高くなっても日本よりも死亡者数が多いです。

死者数を左右するワクチン以外の要因があるように思えます。 私の関心事項です。



死亡者数の低位

順位で言えば30位から下です。 日本はワクチンの接種率は40%ですが、100万人当たりの死亡者数は0.5人です。 

ナイジェリアなどはワクチンの接種率は1.3%ですが、100万人当たりの死亡者数は0.1人
です。 


中国について

中国はワクチンの接種率は72%でここ7日間は100万人当たりの死亡者ほぼゼロです。 徹底的な管理体制が功を上げるいるのでしょうか。 良く分かりません。

コロナによる死者数もほぼゼロで、いち早く経済活動の再開をしました。中国の底力を感じます。 

中国の現場の医師や科学者が書いたコロナに関する学術論文を読む機会がありますが、表現が率直で的確です。考え方が現実的で柔軟です。この人達なんかすごいなーと思ってしまいます。

日本はスマホでは中国に完全に負けていますが、同じ状況が医学の分野でも起ころうとしているかもしれません。 ガンバレ日本。

コロナ問題は本や教科書に書いてない問題です。 想像力を持って現実を直視して、柔軟に対応する必要があります。  


英国の過去と今の死者数を比較する

英国政府からの正式なデータの発表はあると思いますが自分で確認してみます。

人口は6800万人なので、今の100万人当たりの死者数8人から月の推定死者数を求めます。

        8人 * 68 = 544人 / 週(7日) 
   544人/7日 * 30日 = 月には2331人 となります。

英国のこれまでの死者数は12万9千人なので、コロナの期間を1年半(18ヶ月)と仮定すると
 
  12万9千人 / 18 = 7100人 / 月

比較すると
    2331人 / 7100人 = 33% 

なので 死者数は3分の1になっています。
確かにワクチン接種率により死者数は67%の抑制ですが、まだまだ死者数が多いです。

そんな状況でコロナ規制を撤廃してまずいでしょう。 最低マスク着用は必要です。


ナイジェリア、エジプト

ナイジェリアはワクチン接種率は1.3%です。 それに関わらず週で100万人当たり0.1人
です。 

理由を調べる為に人口の構成を調べてみました。 それを見ると65歳以上の高齢者は全国民の3%です。 14歳以下も43%と多く若い国です。 

若さがコロナに対する一番の免疫力であることが分かります。
若さ以外にコロナ感染と重症化を抑制できるヒントを今後も探してみます。 




まとめ

ワクチン接種率の向上

1週間(7日間)の100万人当たりの死亡者数の多い国の、ミャンマー、インドネシア、南アフリカ、ロシア、ブラジルは、ワクチンの接種率が40%以下です。そして死亡者数は38人から48人です。

今後ワクチンの接種率が高まるにつれて、死亡者数の減少が期待できます。

例外はアルデンチンです。 ワクチンの接種率が50%ですが、死者数は45人と多いです。もう少し死者数が下がっていいはずですが理由が分かりません。 

英国の今後の状況に関心

英国は1週間(7日間)100万人当たりの死亡者数は、8人です。 前週比で増加中で17%です。 

ワクチン接種率は69%で、かなり高いです。 英国政府はワクチン接種率が高く、仮に感染しても重症化を抑制できると考えて、コロナ規制を7月19日に全面解除しました。

しかし現在でも死者数から見る限りは決して少なくはありません。今は最悪国の5分の1程です。 

確かに英国の最悪時と比較すると死者数は67%の抑制が成功していますが、また3分の1は残っています。 かなり大きな死者数があることになっています。

今後の変化を見守りたいと思います。 するとデルタ株に対するワクチンの効果が分かります。

日本の死者数

日本のワクチン接種率は40%です。 死者数は、週で100万人当たり0.5人です。
他国と比較すると低く抑え込まれています。

東京の感染者数は先週より大きく増加しています。発病から重症化、死に至るまでのタイムラグがあります。 2週後、3週後の数字が気に成ります。 

発病から死亡に至るタイムラグ
補足追加2021/8/5

発病から死に至る人の総死亡例の生存期間の中央値が 25 日です。*1)2)
ICUに入った人が全員が死亡するありません、助かる人もいます。 

ですから今の死亡者は4週から5週前の発病者と言えます。 そのタイムラブを考慮して今後の動向を見守りたいです。 イギリスの死亡者数も同じようにタイムラブがあります。 

Wangらの重症例の報告では2),重症 COVID-19 肺炎患者の42% が ARDS を呈し,そのうちの 88.3% が ICU 入室後 28 日以内に亡くなっている.また,総死亡例の生存期間の中央値が 25 日と報告した.


参考資料


1)市中病院で経験した,人工呼吸器装着が必要であった重症 COVID-19 肺炎の感染対策,治療について
相模原中央病院脳神経外科,2) 同 外科,3) 同 麻酔科,4) 同 循環器科,5) 同 臨床工学士, 6) 東海大学医学部付属東京病院呼吸器内科 

高田 浩次1) 高塚 純2) 小梛 地洋2) 吉田 公彦2) 上田 一夫2) 戸倉 夏木2) 中野 太郎2) 木下 勉3) 沖 淳義4) 藤井 十士5) 海老原明典

2)4)Wang Y, Lu X, Chen H, Chen T, Su N, Huang F,
et al.:Clinical course and outcomes of 344 intensive care patients with covid-19. Am JRespir Crit Care Med. 2020 Apr 8; doi:10.1164/

以上


コンテンツは全てオリジナルです。引用は明記しています。
著作権保護に配慮をお願いします。
Copyright © 2021 JidaiSay

コメント

最近の注目

2回 コロナワクチンに関わる死亡の1位は心臓疾患( コロナウイルス関連情報 )

1回 コロナワクチン接種後の副作用を減らす具体的方法( コロナウイルス関連情報 )

8回 コロナワクチン接種後の死因の疑い1位が心臓の理由
( コロナウイルス関連情報 )