デルタとオミクロンの死者数の国比較をしました。 ワクチン接種率の高い国と3回目、4回目のブーストをしているワクチン接種先進国を選びました。
死者数の推移チャートを分析すくることでオミクロンの実態とワクチンの効果も合わせて検討しました。
結果は「コロナからいち抜けた」と英国の声が聞こえました。
2022年2月23日、Twitter投稿内容(下記のURL)の補足と深堀り記事です。
「時代Say 冨嶋 努 鍼灸師@jidaisay」
https://twitter.com/jidaisay/status/1496410961003298817
死者数の推移チャートの注目点
1) どの国もデルタよりもオミクロンが多い
2) イスラエルとデンマークのオミクロンが米国並み
3) 日本が急上昇で英国を越しそう
4) 英国が改善の方向にあり、何が改善を促進したか気になる。
今回の記事で掘り下げました。
Fig.1 デルタとオミクロン による死者数の推移チャート by Our Word in Data |
★注意: チャートは2週間毎です 2021/2/25
死者数の推移チャートについて
デルタとオミクロン による死者数の推移チャートです。
2021年の夏から2022年の2月までチャートです。
各国の2週毎、比較できるように100万人単位に揃えてあります。
出典は Our World in Data です。
どの国もデルタよりもオミクロンが多い理由
重症化率が低いオミクロンですが、感染力が際立って高く、総感染者が増えています。
その結果、どの国でもデルタよりもオミクロンの死者数が多くなっています。
例えば日本のオミクロンの感染者数はデルタの4倍多い、
そして死者数ははデルタの2倍多いです。
イスラエルとデンマークのオミクロンが米国並み
オミクロンの死者数の話です。
イスラエルとデンマークは高ワクチン接種国です。特にイスラエルは世界に先駆けてワクチン接種を開始して早期に成人の90%以上の接種率を達成した国です。
両国は3回目、4回目のブースト率でも世界をリードしています。
デンマークのワクチン接種率が3回済61.4%、2回済81%です。
3回目は2021年の10月から始まりました。
また今年の1月からは4回目も始まっています。
その両国の100人当たりの死者数が米国並みです。
米国は世界の死亡数の総数が世界一位の国です。
ぱっと見、ワクチン接種の3回目、4回目のブーストの効果が見れません。
ワクチンのブースト率のチャート
ワクチンの高ブースト率の国が分かるチャートを追加しました。 2021/2/25
高ブースト率の国はデンマーク62%、イスラエス56%、英国56%です。
この中で英国だけがオミクロンの死亡者数が明らに下がっています。デンマークとイスラエスは死亡者数が高い所に張り付いたままです。
何かが英国を変えたはずです、それをここより下で解明していきます。
Fig.2 ワクチンのブースト率の推移チャート by Our Word in Data |
日本が急上昇して英国は低下で逆転しそう
デルタでは英国と日本の死者数に大きな差がありました。
100万人当たりの死亡者数で見ると日本は英国の死者数の5分の1程度でした。
それが英国の死亡者数は下がり傾向、対して日本は上昇傾向です。
このままの傾向が続くと100万人当たりの死亡者数は
1月以内には英国と日本が交差して逆転しそうです。
気になる英国のいち抜け
上のFig.1のチャートにあるイスラエルとデンマークの例で解るように、高ワクチン接種国と3回目、4回目のブースト率の高い国の死亡者数が中々下がっていません。
米国しかりです。
このチャート以外の高ワクチン接種国でもオミクロン対策で苦労している国が多いです。
英国もデルタまでは改善が芳しくありませんでした。
米国が悪くなれば同じように足並みを揃えて悪くなるというイメージでした。
言葉は悪いですが、あの英国が良い方向に向かっている気がします。
私には「悪いね、いち抜けた」の声が聞こえました。
英国のいち抜けの作戦
イスラエルとデンマークのオミクロンの死者数の現実を見るとワクチン3回目が理由ではありません。
独断ですが、ワクチン以外の助けも借りる作戦です。
作戦の主力は亜鉛サプリメントです。
英国では去年の11月よりマスコミによる亜鉛のサプリメント摂取の啓蒙が始まりました。
免疫を高めることでコロナ対策を行います。
下は英国の新聞のIndependent news の記事内容です。
亜鉛サプリメントは「呼吸器感染症の持続期間を短縮する可能性があります」研究者は、亜鉛を摂取することが、自宅で気道感染症を治療するための実行可能な「自然な」手段であることを発見しましたIndependent newsジェーン・カービー2021年11月2日火曜日02:41
米国の二抜け作戦
私見ですが、英国に続いて米国でも静かにコロナからの二抜け作戦が遂行中です。
上のFig.1のチャートで解るように米国の死者数が急劇に低下中です。
その理由はNIH(アメリカ国立衛生研究所)が静かに亜鉛の有効性を示し始めています。
頻繁に記事を更新しています。
NIH National Institutes of Health
ナビゲーションリンクをスキップホーム>健康情報>栄養補助食品ファクトシート> COVID-19 > COVID-19の時代の栄養補助食品-医療専門家
COVID-19の時代の栄養補助食品
https://ods.od.nih.gov/factsheets/COVID19-HealthProfessional/#h16
亜鉛
NIH(アメリカ国立衛生研究所)
医療専門家のためのファクトシート
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Zinc-HealthProfessional/
亜鉛は、一部の食品に自然に存在し、他の食品に添加され、栄養補助食品として利用できる必須ミネラルです。亜鉛は、多くの風邪薬や風邪薬として販売されている市販薬にも含まれています。
亜鉛は細胞代謝の多くの側面に関与しています。約100種類の酵素の触媒作用に必要であり、免疫機能 、タンパク質合成、創傷治癒 、DNA合成と細胞分裂。
亜鉛はまた、妊娠、小児期、青年期の正常な成長と発達をサポートし、適切な味覚と嗅覚に必要です。体には特殊な亜鉛貯蔵システムがないため、定常状態を維持するには、亜鉛を毎日摂取する必要があります。
最近オミクロンに効くと言われている市販の風邪薬にも亜鉛が入っていると情報開示しています。
市販の風邪薬がオミクロンに効くと聞いて違和感を感じていましたが、
「なんだ 亜鉛じゃないか」
その他のネット情報
米国のネット情報でも亜鉛の有効性を訴え始めています。
亜鉛が感染症と戦うのにどのように役立つか私たちの体は免疫システムの健康的な機能のために不可欠なミネラルを必要としますUSA. Knowable Magazine | Annual Reviewsダイアナ・クォン 12.23.2021
日本の行うべき事
英国、米国は一抜け、二抜けを始めています。
日本がぽーとして取り残されることを心配しています。気が付けば、コロナの渦中にぽつーんと日本だけがいた。
それだけは避けたいです。
早めに国を上げて亜鉛摂取の啓蒙を始めないと
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