コロナワクチン接種後の死因の疑いの第1位は心臓関連で、それが死亡の約50%を占めています。その理由を自分なりに調べて分かりました。 私見です。
結論を最初にできるだけ分かり易く要点を強調して説明します。 厳密には表現が適切ではないかもしれませんが、全体の分かり易さを優先しています。 正確な説明は後に続く別の段落で詳細を説明をしています。そちらをご覧ください。
信憑性の高い米国・国立生物工学情報センターのライブラリー文献を情報源としています。論文中の図を引用し、日本語を少し付け足して、本質的なことを分かり易く説明しています。
結論
大量の張りぼてが血中を流れる
コロナワクチン接種によって腕の筋肉の細胞内でコロナウィルスの外観だけを似せた張りぼてが大量にできます。 それが細胞外に放出されます。 その大量の張りぼてが(コロナウィルスと同じ外観のスパイクタンパク)静脈を流れます。 そうすると大量の張りぼてが血管を通じて最初に心臓に来ます。張りぼては血液の流れに乗って次は肺に行き、再度心臓に帰ってきます。 肺にもACE2が多いのでそこでもACE2と結合して症状を作りますが、その話をいったん置いていて心臓での話をします。
張りぼての流れは以下のようになります。
腕の筋肉ー>静脈ー>心臓(静脈)ー>肺ー>心臓(動脈)ー>心筋の血管
ACE2の機能をつぶす
次に張りぼては心臓に多くあるACE2とくっつき、ACE2の機能を取り去ります。
コロナウィルスも同じようにACE2にくっつき機能を取り去ります。
ACE2の働きは血管を広げるホルモンを作る触媒です、反応を進めるものです。張りぼてがくっつくと血管を広げることが出来なくなります。
心臓にある全てのACE2が張りぼてと結合する訳ではありませんが、基礎疾患のある人では、かなり多くのACE2と結合し症状を作ると考えています。
心筋の血流低下
そうなると最悪の場合では心臓の心筋に対する大きな血流低下が起こって、心臓の動きが低下して心不全(筋肉の運動の低下)起こってしまいます。心不全は心臓の異常事態による緊急停止のようなものです。 一瞬にして心臓が停止して死に至ります。
緊急停止が起きるほどの大幅な悪化が無くても、心筋に対する血流の低下は起ります。 そうなると心臓の運動の低下、すなわち心臓がポンプの動きが弱まります。それで低血圧も生まれます。
低血圧になると血管に出来た小さな血栓(例えば動脈硬化でできるプラークです)を押し流すことができません。血栓が成長して脳梗塞、心筋梗塞などが生まれることが予想されます。 従来は血小板の炎症との関連性と言われていますが、私には血液の圧力の低下でゴミが詰まったイメージです。 「流れる水は腐らない」です。
一部の人ではややこしい事に身体の保護機構が働き、血流低下から身体を守る為に血圧を上げて、要するに血管の内圧を上げて、血流を確保しようとする動きも生まれてきます。 それが高血圧となります。 また血圧を上げる血液中のアンギオテンシンIIはAEC2が無いのでいつまでも分解されません。 それで高血圧の状態が継続します。
その人の健康状態によって、低血圧の症状がでる人と高血圧の症状のでる人の2つに分かれます。 或いは最初は高血圧の症状で最終的には低血圧になります。
まとめ
敢えて一言で言えば、「コロナワクチン接種で作られる張りぼてが、心臓の筋肉の血流低下を作り心不全と低血圧と高血圧を作る」となります。
予防
この現象は身体の構造とコロナウィルスもワクチンでもその2つが持つ特性なので、避けることができません。 基礎疾患が無くて、健康体であっても若干の心臓の筋肉の血流低下と血圧低下は起こります。
予防はできます。普段からウォーキングなどの有酸素運動をして身体の血流と代謝を高めることです。 血液サラサラになる食事なども有効と考えています。
予防接種を行う前に胸部の筋肉のコリに対するハリ、マッサージは有効だと考えています。胸部の筋肉の血流が改善すると吊られて心臓の血流の改善も期待できるはずです。
エビデンスが無いですが、理屈から考えられる固有技術の一つと考えています。
期間
コロナワクチン接種は腕の筋肉にします。 その腕の筋肉の細胞内にコロナワクチンが入って、mRNAがコロナウィルスのスパイクタンパク質(外観似の張りぼて)を作ります。 それが細胞外に放出されて血液中を巡回します。
そこで身体の免疫が働き始めます、厳密にはコロナワクチン接種後直ちにですが。 張りぼての排除が始まります。 同時に抗体の作成も始まります。
一般に考えると自分の免疫により張りぼての排除は1週間から2週間で終わると考えています。 心臓に大きな変化(血流低下と血圧低下)は推測するに4日から2週間までです。
結果的には心臓にあるACE2は一時的に数が減る事になります。外観似の張りぼての排除ができてもACE2数は減っています。 ACE2数のの回復には少し時間を要することになります。 具体的な時間はまだ調べていませんが、細胞内で作られます。
ACE2(アンギオテンシン変換酵素2)
ACE2は酵素です。血管を収縮させて血圧を上げるホルモン(アンギオテンシンII)を分解しAng1-7を作ります。 Ang1-7は血管を拡張させて血圧を下げるホルモンです。
Fig-Aに腎臓で作られたレニンが血圧を上げるホルモンの(アンギオテンシンII)を作る流れが描かれています。その血圧を上げるホルモン(アンギオテンシンII)がACE2で分解されてAng1-7になり、それが細胞にある受容体のMasに作用して血管拡張をして血圧を下げます。
Fig1-Bの左が血圧を上げる流れで、右が血圧を下げる流れです。ACE2の酵素により作られるAng1-7は血管拡張以外に、肥大化の抑制、細胞の繊維化の抑制、酸化の抑制の作用があります。 ACE2は心臓を守ってくれる酵素です。
コロナワクチンで作られるスパインクタンパク質がACE2と結合するとACE2はその機能を失ってしまいます。もともと心臓が弱い人や動脈硬化の人、高血圧の人は、心臓の疾患を悪化させることになってしまいます。
Fig.1と図中の日本語の解説を読んで頂くと全体の流れが直観的に解ると思います。
Fig.1 抜粋: The enzymatic cascade of the RAS, key receptor systems, and the biological effects mediated by Ang II and Ang 1–7 by PMID: 27081112 |
今までのACE2の疑問点
ACE2が一体どのような働きをするか不明でした。 ACE2は酵素で更に受容体であるとサラリと多くにの文献に記載されています。 いったいなんだー! 受容体であれば外部からシグナルを受け取り、その応答を細胞内と細胞外にしますが、その動きが不明で想像でしかありませんでした。
またACE2は酵素としてアンギオテンシンIIを分解します。ACE2は細胞膜に付着した酵素と記載された日本語の文献が多いです。 そうなると血中にあるアンギオテンシンIIは細胞膜の表面にあるACE2と接触できた特殊な条件だけで酵素機能が働くことになります。 何か無理を感じていました。
同じような酵素のACEはアンギオテンシンIからアンギオテンシンIIを作り、血管収縮で血圧を高めます。 そのACEも同じく細胞表面のある酵素です。
ACE2は身体に広く分布しています。ACEもACE2と同様に分布していると考えるのだ自然です。そうなると細胞の表面にはACEとACE2の2つの酵素が近接して在ることになります。ACEで血圧が上げたらと思ったら、隣にACE2があるので、直ちにACE2で血圧を下げる状況が生まれます。
生命維持を行う身体の反応としては相応しくありません。 何かのワンクッションが必要です。
ACE2の疑問の解消
参考資料に記載された2つの論文を読むことで疑問を解消することができました。厳密には調べる過程で多くの論文の目を通りましたが、この2つにあった図が素晴らしく理解を深めることができました。
Fig.2では分かり難いですが、ACE2は細胞の表面にある貫通型のタンパク質です。 それで受容体との記載も正しいですが、混乱を作ります。 ACE2が外部シグナルのADMA17を受けるとACE2の酵素の働き部分、これは外部ドメインとか言われています、Fig.2ではACE2にしっぽのようなものが描かれています、それが切られて血中に放出されます。
そして血中に放出されたACE2の酵素は、同じく血中にあるアンギオテンシンII(血圧を上げるホルモン)を分解してAng1-7を作ります。 それを実際に作用させるのは細胞の表面にあるMar受容体です。 その結果血管の拡張がなされます。
全ての話の辻褄が合ってすっきりしました。
またコロナウィルスのスパイクタンパク或いはコロナワクチンで作られたスパイクタンパクと結合したACE2はスパイクタンパクと運命を共にして細胞に取り込まれてしまいます。 わかり易い言えば食べられます。
私の理解はもしかしたら間違ているかもしれませんが、細胞も人と同じく生きる為に栄養補給をします。 小胞体という細胞内の仕組みを使って餌と思ってパクリと食べます。 それで根本からACE2が完全になくなります。 推測ですがACE2に結合されることで餌が固定化されて食べやすくなります。 運動会のパン食い競争での紐で吊るされたパンは食べにくいですが、それを手で掴み固定すると食べやすくなります。 同じようないいイメージを持っています。
ACE2の数の絶対数が少なりなります。 しかしACE2は細胞内で再生産されます。 その再生産を促進するのが老化と関係の深いサーチュンとエネルギーストレスです。 もう一つはアペリンです。 実は治療のキーとなる重要な話ですが、この部分は話が長くなるのでいずれ別途説明します。
Fig.2の図中の日本語の解説を見て下さい。
Fig.2 抜粋: Transcriptional, post-transcriptional, and post-translational regulation of ACE2 by PMID: 27081112 |
全身のACE2の分布
ACE2は全身に広く分布しています。 血中にあるアンギオテンシンII(血圧を上げるホルモン)に対する酵素なので、血中に放出する為には血管の内皮細胞に多く分泌していることが予想されます。
コロナウィスルを吸い込んだ場合に感染にはACE2との結合が必要です。 ACE2は血管の中にあって両者が直接触れ合うことは難しいです。 しかし肺では空気の体内摂取の為に外気と血液との接触点があります。 そこが感染の始まりです。 感染の始まりは肺であることが理解できます。 理屈が解れば全てが話が繋がってきます。
またコロナワクチンでは、最初から血管にスパイクタンパク質が放出される設計になっています。 ワクチンの性格上それは避けられません。 そうなると全身の多くの臓器に影響が生まれます。 その時は肺でなく、もっとACE2が多い心臓などがターゲットになることが予想されます。 その悪影響は、長期でなく、スパイクタンパクが体内の免疫で排除されるまでです。
参考資料
●心不全におけるレニン-アンジオテンシン系のACE2 /アンジオテンシン1–7軸の役割Role of the ACE2/Angiotensin 1–7 axis of the Renin-Angiotensin System in Heart Failure
Vaibhav B. Patel, Jiu-Chang Zhong, Maria B. Grant, and Gavin Y. Oudit
Published: Circ Res. 2016 Apr 15; 118(8): 1313–1326.
PMID: 27081112
●Body Localization of ACE-2: On the Trail of the Keyhole of SARS-CoV-2
Front Med (Lausanne). 2020; 7: 594495. Published online 2020 Dec 3. doi: 10.3389/fmed.2020.594495 PMID: 33344479
Francesca Salamanna, Melania Maglio, Maria Paola Landini, and Milena Fini
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2 件のコメント:
mRNAタイプのワクチンでなければ、このような危険性はないのでしょうか
心疾患があるので、国産のタンパク質組み換えワクチンなどに期待をしているので
ですが・・
コメントありがとうござます。コメントに気がつくのが遅れて失礼しました。
心疾患ではいろいろと心配と察します。
コロナのスパイクタンパク質と体内にあるACE2が結合して感染が始まります。コロナの独特な外観の形状(スパイクタンパク質)があるからACE2と結合できます。
これがコロナウィスルの大きな特徴で、危険性が高い点です。
一般的なインフルエンザはACE2とは結合しません。
そしてワクチンは本物と同じ外観形状のスパイクタンパクを作ることです。
その点はmRNAワクチンでも、タンパク質組み換えワクチンでも同じです。
海外製でも国産でも同じです。
それで国産であっても危険性は同じです。
ただし米国人と日本人では体重差があります。
今は両者で体重差があるにも関わらず同じワクチン量を打っています。
国産であれば、国民の特質、例えば体重などを考慮したワクチンが作られるはずと信じています。 それで少しはリスクを下げれると思っています。
質問には答えることはできました。
しかし本当に求めておられる答えは、ワクチンの後遺症が心配、ワクチンを打たないことによるコロナに感染も心配。
「さて一体どうすればよいのか?」 だと思います。
私からの完全ではありませえんが、ささやかなアドバイスがブログにあります。
「14回 コロナ感染後の重症化予防と回復のセルフケア、8月 31, 2021」をお読み下さい。
ワクチンの有無に関わらすまずは自分の免疫を高めることが重要と考えています。
参考に成れば幸いです。
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